読書のススメ
三城建設のブログにお越しいただきありがとうございます。
事務サポートのよりこです。
よりこは何気に本を読むのが好きです。
ジャンルは問いません。漫画もラノベも純文学も専門書も…雑食です。
自慢してしまうけど、異様に読むのが速いのです。
京極夏彦様の通称弁当箱な厚さの本とか好物です。
あと、古文書も好きで古文書読解講座とか受けてます。
そんな私が最近読んだのは、フランクルの「夜と霧」。
ボクサーの村田諒太さんが愛読されていると知り
本屋さんで手に入れました。
新約版が出ているのです。旧約版は言葉遣いがかなり古くて、
現代文に慣れてしまっていると大変読みにくいものでしたが、
新約版は言葉遣いも現代風になっていて、読みやすくなりました。
旧ドイツとヒトラーによるユダヤ人迫害の中で、
精神科医がユダヤ人収容所で過ごした日々が語られています。
収容所という絶望的な環境の中で生き抜く人の観察とでもいえば良いのかな?
精神科医らしい分析(昔の学術論によるものなので現代とは違うのですが)と、
肉体的には限界を超える苛烈な環境を淡々と語ります。
フランクル自身はアウシュビッツから生還するのですが、
解放されてもなお続く心の傷との戦いまで書かれています。
ただ、全編に渡って暗い話…でもないのです。
皮肉も冗談もこっけいな人の描写もあり、
人が毅然と祈る姿や残された尊厳を守ろうとする強さも書かれ、
この著者は人間が好きなんだな、と、私は感じます。
ネタばれになるので内容についてはこれまでとしますが、
人間のしなやかな心の強さって凄いな、と。
寒くなるこれから、こたつに潜ってスマホではなく
本を手に取ってみてはいかがでしょう?
読書のしやすい照明、転がりたくなるキレイな床、
蔵書が好きなだけ入れられる収納、
読書のための憧れをかなえるなら、三城建設にどうぞ!!